リネオが組込み Linux の新エディションを発表

デジタル家電や小型デバイスなどに対応 Consumer Electronics Edition

2003 年 06 月 18 日   プレスリリース

組込み Linux を提供するリネオ ソリューションズ株式会社[英語表記: Lineo Solutions, Inc. 本社：長野県塩尻 代表取締役社長 牛山美信]（以下リネオ）は、デジタル家電や小型携帯情報端末などのコンシューマ向け機器に最適な組込み Linux を発表しました。
この組込み Linux は、" Lineo uLinux コンシューマ エレクトロニクス エディション " として、提携パートナーとも協調して今後大手家電メーカをはじめとして様々なメーカの機器への搭載に向けて展開をしてゆきます。

リネオの "Lineo uLinux Consumer Electronics Edition" (以下 CE Edition)は、リネオの組込み Linux 開発ツール "Lineo uLinux ELITE" （以下 "ELITE" ）に対応するボードサポートパッケージ（BSP）として提供されます。"ELITE" と CE Edition の BSP は、７月 9 日から東京ビッグサイトで開催される「組込みシステム開発技術展（ESEC）」のリネオのブースでデモ展示されます。

リネオ ソリューションズ株式会社 代表取締役 牛山美信は次のように述べています。「Linux は産業用から家電製品まで様々な分野の機器で使われるようになってきました。今後はデジタル家電に代表される一般消費者向け製品の OS として Linux への期待は高まっています。デジタル家電のような製品に Linux を組み込む場合、ハードウェアが異なるだけでなく、その利用方法、利用状況は、サーバ用 OS として使われる Linux とはまったく異なります。その結果として、Linux に求められる機能や性能も大きく異なっています。今回リネオが発表する "CE Edition" は、そのような要求に応えられるものとして、リネオがこれまで蓄積したノウハウを投入して開発しております。"CE Edition" は、次世代の組込み Linux としてリネオの中核となる製品と位置付けています。」また、CTO の竹内達也は「ユビキタスの実現に向けて Linux も組み込む Linux の時代から組込み Linux 時代へ移行しなければならない。」と述べています。

CE Editionの特徴

• 小さいフットプリント （メモリ容量） で動作
• 起動時間 （短い時間でシステムが起動）
• 省電力対応
• Realtime 機能 （ハードリアルタイムを実現）
• メモリ管理機能の充実
• 諸機能の実装

Lineo uLinux ELITE と Consumer Electronics Edition の概要

Consumer Electronics Edition

リネオソリューションズ株式会社

リネオソリューションズ株式会社は、組込み Linux オペレーティングシステムをコアとして、クロス開発環境、ソフトウェアおよびハードウェア評価デザ イン、プロフェッショナルサービスなどの組込みソリューションを提供します。リネオの組込みソリューションは、お客様の組込み製品開発を容易にするとともに、開発期間を短縮することにより Time-to-Market を実現します。

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