Tibbo 買ってみました。

2016 年 12 月 09 日   ソリューション統括部

ご存知の方はいらっしゃるでしょうか？今年の Computex Taipei 2016 で、出展していた台湾の Tibbo Technology, Inc. 社から、LTPP3(Size 3 Linux Tibbo Project PCB) が発表となりました。今までの製品には、Tibbo OS (TiOS) が搭載されていましたが、この LTPP3 からは、我々になじみ深い Linux が搭載され、リネオとしては触らずにいられなくなった次第です。

さて、この Tibbo ですがターゲットは小規模のオートメーション、インダストリーとのことですが、SoC の機能を LEGO のパーツに置き換えて、自由に組み上げることができるので、スマートホームをイメージしたホームセキュリティや、スマートアグリなどの IoT デバイスを容易に構築することができます。この、LEGO 感覚は、子供の時のわくわく感を呼び起こし、科学と学習の付録を彷彿とさせます。また、LEGO のパーツ(TibbitR Blocks といいます。)は、様々な機能が提供されており、例えば I2C 経由でのセンサー類(光センサー、温度センサー、湿度センサー、加速度センサー)、3G モジュール、WiFi モジュール、各種 I/O、さらに PIC マイコンが搭載されたモジュールも用意されており、さまざまな要求に十分耐えることができます。

LTPP3: Size 3 Linux Tibbo Project PCB

この、LTPP3 に TibbitR Blocks を差し込むことで、様々な I/O やセンサーを有すユニークなデバイスが構成可能。購入にあたり、Tibbo Technology, Inc. 社のサイトのオンラインコンフィグレーターを立ち上げ、必要な TibbitR Blocks を LTPP3 に組み合わせた上でオンラインから注文をします。今回は、IoT デバイスを想定して、各種センサー、3G、WiFi を搭載しました。注文するとほどなく荷物が届きます。

外箱(電源が二個ついてきた)

箱を開けた状態

今回購入した Tibbit block の一覧となります。

TibbitR Blocks として、40 近い数の I/O が提供されていますので、用途に合わせて様々な TibbitR Blocks を組み合わせて利用することができますが、それぞれの TibbitR Blocks がすべてのソケット(スロットかも？)に対応ができているわけでないので注意が必要です。

箱から取り出した Tibbo デバイス

Tibbo デバイスの蓋を開けたところ。2.5 inch の六角レンチが必要。