LinuxLink サブスクリプションについて
LinuxLink は「サブスクリプション」契約に基づいてのご利用となります。契約期間中に、以下のようなコンポーネントやサービスをご利用いただけます。
LinuxLink を "as is" で、より円滑にご利用いただくためのサポートとして、リネオのエンジニアによる "LinuxLink" のナビゲーションを提供するもので、以下はそのサブスクリプションについての説明です。
ナビゲーションとは、「LinuxLink サイトおよびサイト内の内容物に関してのご案内、使い方」を日本語で提供するものです。お客様の開発行為に関しては、オプションとして様々なサポートメニューをご用意しておりますので、あわせてご利用ください。
LinuxLink は、製品開発に必要となる様々な Linux ソフトウェアコンポーネントを収集したものです。テストを終えたコンポーネントは LinuxLink 内にある Repository に格納されます。
コンポーネントとして、最新のカーネル、ツールチェーン、パッケージなどを揃えており、ユーザーはこれらを使うことにより、プラットフォーム開発を始めることができます。
さらに、技術資料、ホワイトペーパー、Webinar、ポッドキャストデータなどの様々な教材を備えるとともにトレーニングも提供しています。
これらにより、ユーザーは、必要とする Linux ソフトウェアプラットフォームを容易に整備し、Linuxシステムの開発を速やかに開始できます。
LinuxLink を使うと
- LinuxLink Reference Distribution により、評価ボード上で動作する Linux を素早く用意できます。
- 搭載されているプロセッサに対応したデバイスに合わせてパッチを適用したカーネルで開発を始められます。
- 対応するプロセッサ用にコンパイル済みのパッケージ群を使い、ルートファイルシステムをカスタマイズできます。
- LinuxLink Repository にあるツールで、開発環境を用意できます。
- カスタムアプリケーションと Linux ソフトウェア・プラットホームでパッケージ済みの多くのテストを実行できます。
- 評価ボード上で動作するカーネル、デバイスドライバ、パッケージそしてアプリケーションをプロファイル用ツール群が利用できます。
- LinuxLink Knowledge Base に蓄えられた情報を検索することで、組込み Linux 開発に関する様々な疑問の解決方法が見つけられます。
LinuxLink サブスクリプションでご利用いただけるもの
- Linux Reference Distoribution
- Reposioty にある豊富なLinuxコンポーネント
- プラットフォームをカスタマイズ、開発するためのツール群
- オンラインで Linux プラットフォームをビルドできる Factory
- TimeStorm (統合開発環境 IDE)
- LVS Linux プラットフォームをテストするためのテストフレームワークとツールスイート
- 技術情報やオンライン文書などを格納した LinuxLink Knowledge Base
- インターネット上にある有用なトピックをお知らせする E メールによる案内
- フォーラムやメーリングリストを介してのコミュニティのサポート
- リネオエンジニアによる LinuxLink およびその内容物とその使い方に関するサポート
- 脆弱性通知 & パッチ情報提供サービス Vigiles Plus
お客様の開発行為に関するサポートは別途オプションとしてエンジニアリングサービスでお応えします。
LinuxLink Repository
LinuxLink Repository には、サブスクリプション契約時に選択された CPU に関するすべてのファイルが格納されております。
- Reference Distributions - 組み込むだけで起動できます。
- カーネルとパッチ - ビルド済みです。ソースをもとに直ちにカスタマイズを始めることも可能(Real-Time 機能は除く)
- パッケージ- 豊富なアプリケーションとライブラリを用意、依存関係を解決済みのソースまたはビルド済みのバイナリを利用可能(glibc または uClibc)
- ツール Linux と Windows の両方のホスト環境で、クロスコンパイル、ビルド、プロファイル、テスト、デバッグが可能
- デバイスドライバ - 評価ボードに搭載されているデバイスに対応したドライバのパッチ
- Testware - Linux ソフトウェアプラットフォームをテストするためのテストスイート
TimeStorm
TimeStorm は、組込み Linux 開発のための Eclipse ベース統合開発環境(IDE:Integrated Development Environment)です。
- コードコンポーネントの追加、変更、削除 依存関係もチェックもできるので、ルートファイルシステムのカスタマイズも容易です。
- マウスの操作だけでカーネルのコンフィギュレーションができます。
- プロジェクトに LinuxLink や GNU のツールを自動的に統合できます。
- アプリケーションをリモートデバックできます。
- カーネルやユーザー空間をプロファイルし、ボトルネックを解消できます。
- ツールスイートを使いシステムの検証ができます。
- Linux / Windows のどちらの環境でも利用できます。Linux プラットフォームとアプリケーションが同一の GUI 環境で開発可能です。
統合開発環境 TimeStorm について
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